日本一の山

日本一の山、富士山に、登ってきました。

日本人なら一度は富士山に登ってみたい。
そう思ったのはいつのことだったか…。
その思いに娘達が何の知識もないまま賛同して、富士登山を目標にしたのは数年前。
娘達の体力が付いてくるのと、親たちの体力が落ちてくるのの頃合いを見ながら、今年決行となった。
みーは６年生、さくっちょは４年生。
みーは持久力のある子なので、登山などは向いている。
我慢強く、周りに気が使えるので、メンバーの中で一番頼りになる。
ダーは、小さいころから登山をして来ていたし、肺活量も自慢できるくらいあるので、この２人は問題はなかった。
問題になりそうなのは・・・。
我慢弱いぶすねことさくっちょ。
自分のこととはいえ、高山病になりそうなのはぶすねこだと確信していた。
なので行く前の家族会議では、ぶすねこはとにかく自分の体を自分で下山させるのが第１目標で、それだけは必ず守る。と約束した。
母がダウンしたら、母はおいて行ってくれと。
だから、頂上まで行ける自信は全くなかったんだよね～。
辛くなりそうだったら、その前に下山しようと決めていた。

さて、富士山には登山ルートがいくつかあるのだけれど、ぶすねこ一家は『須走りルート』を登った。
この須走りルートは歩く距離が少し長く、比較的空いているから。
一番有名な『吉田ルート』で登った友人知人はみな口をそろえて「混んでるよ～」と言うのだ。
登山道も山小屋も、人ですごいと。

一般人が富士山に登れるのは２カ月ぐらい。
その間に何十万人もの人が登るのだから、そりゃ混んでるとは思いながらも、山に来てまで人ゴミは嫌だったので、比較的空いているというこのルートを選んだ。
プラスで、日曜、月曜のスケジュールにして、出来る限りで混雑を避けてみた。
それがすごく良かったと思う。ほとんど、ストレスなく登る事が出来た。

登山初日。
御殿場駅よりバスに乗り、１０時ごろ須走口５合目到着。



天気はあまり良くなく、下界では曇り。ここ、５合目まで登って来ると、霧が立ち込めていた。



日差しが無いせいか、肌寒い。
慌てて上着を着込み、ここで大分早いお昼をとることにした。
ここには山小屋が２軒あるが、手前の『菊屋』さんに入る。
８２歳だという看板娘ならぬ看板おばあちゃんが、しいたけ茶を淹れてくれた。
おいしかった～。
『菊屋』さんは山小屋利用の人のみ、トイレの使用が無料。
公衆トイレは２００円だった。

食事をしながら１時間程度ここで過ごす。
高度に体をならして、高山病にかかりにくくするため。
登山口の５合目でも、標高は１９８０ｍ。
ここまで一気にバスで登って来ているので、少しでも高度に慣らして行きたい所。
帰りに買って行きたいお土産を物色して時間をつぶし、１１時にいよいよ登り始めた。

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